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シャッターを押した瞬間
熱電対を利用する時に面倒なのが「冷接点補償」と「アナログ入力」。
回路を考えるのもプログラムを考えるのも時間がかかってしまう。
しかし、MAX6675(マキシム製)を利用すれば熱電対のデータをデジタルで教えてくれる(K型用)。
熱電対をMAX6675に接続し、MAX6675をPICとSPI接続するだけだ。
これは楽だということでテストを行いました。 回路図は上の通りになりました。PIC周りは省略していますが、それでも簡単な回路です。 本当にこれで熱電対のデータを測定出来るのでしょうか? 実物は上の写真のような8ピンです(右側)。 実物を見ると余計に不安になってきました・・・。 |
今回はMPLAB−C18を使用してプログラムを組みました。
CCS−Cを利用しなかったのは別に理由はありません。なんとなくです。 プログラムは上図の通りです。10MHzのオシレータを内部PLLで4倍しています。 1−5行目はヘッダファイルの読み込みです。「delays.h」は遅延処理用です。 シリアル通信が楽になるように「stdio.h」も組み込んでいます。 47−57行はSPI通信の関数です。受信のみでも送信を行ってダミークロックを出さないといけないので送信処理も行っています。 MAX6675は16ビットデータを送信してきますが、PICのSPIが8ビットなので2回読み込みます。 チップセレクトをRC2で行っていますが、どのポートに繋いでも問題はありません。 39−42行はSPIで得たデータを生成しているところです。8ビットの2つのデータを足して16ビットにしています。 41行目は温度データ以外の部分を削除する為の処理です。 得たデータは12ビットで、MAX6675は約1000℃の計測が出来ます。 よって、0x01は0.25℃ということになり、得たデータを1/0.25で割らないと温度になりません。 その処理が42行目です。43行目でパソコンへシリアル送信しています。 実際に実行させてみるとしっかりと温度を測れていました。 しかし、もともとMAX6675は誤差が大きなICなので精度は良くはありません。 電子工作レベルなら十二分に楽しめるので、なかなか面白いデバイスだと思いました。 |
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